小さな商業施設に設置するオススメのEV急速充電器!

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お客さま目線で選ぶコツもお伝えします。

近年、電気自動車 (EV) の人気が高まっており、従来のガソリン車に代わる環境にやさしく、コスト効率の高い代替手段として電気自動車を選択するドライバーが増えています。
小さな商業施設にもEV急速充電器を設置することは、電気自動車利用者を獲得する一つの方法となります。充電サービスを提供することで、環境に配慮した先進的な店舗だと評判を高めることもできます。
しかしメリットがある一方で、懸念点もあります。EV急速充電器の設置および維持費、専用の駐車スペースの確保、充電時間、さまざまな車種との互換性などがありますので、EV急速充電器のオススメを紹介します。

EV急速充電器の選び方の基準

さまざまなタイプのEV急速充電器を検討する際に考慮すべき重要な比較ポイントは大きく分けて以下の5つになります。

  • 設置場所(サイズ)
  • 充電速度
  • 互換性
  • コスト
  • 運用管理
EV急速充電器のメーカーや種類は数多くあります。ブランドやコストなど設置側の理由だけではなく、電気自動車利用者の利便性を考える必要があります。電気自動車利用者の利便性としては充電速度、互換性が考えられます。

EV急速充電器の選び方の詳細

1. 充電速度

EV 急速充電器は、通常の充電器よりもはるかに高速に車両を充電できるため、急速に充電したい顧客には魅力的なオプションとなります。ただし、どの機種でも良いのではなく、出力の違いで充電速度が異なるので充電時間が変わってきます。短い時間で充電できることが魅力的なサービスになります。

2. 設置場所(サイズ)

充電器の場所と、顧客や従業員が簡単にアクセスできるかどうかが重要になります。小型のEV急速充電器でも視認性が高く便利な場所を選ぶこと、またその場所にあったサイズの充電器を選択することです。

3. 互換性

充電器が最も一般的なタイプのEVと互換性があることを確認し、さまざまな車両に対応するために、複数タイプの充電器を設置することも検討してください。

4. コスト

充電器の設置とメンテナンスのコスト、および継続的な電気代を考慮してください。充電による収益が、設置と保守のコストに合うかどうかを判断することも必要です。

5. 運用管理

E急速充電器を設置するだけでなく運用を管理する必要もあります。使用状況が計画通りに進んでいないようであれば問題点を改善しなければなりません。その為にも運用状況が把握できることも重要です。

充電速度が早くて設置場所に困らないオススメEV急速充電器4選を紹介

  1. メーカー:ニチコン 機種:NQCシリーズ
  2. メーカー:新電元 機種:SDQC2F150シリーズ
  3. メーカー:東光高岳 機種:B10シリーズ
  4. メーカー:テンフィールズファクトリー 機種:FLASH

1. メーカー:ニチコン 機種:NQCシリーズ

主な特徴:他社の充電器と比較すると小型(幅狭)なのが大きな特徴。

ニチコン、NQC シリーズの EV 急速充電器は、商用および公共の充電用途向けに設計された充電器の製品です。NQCシリーズは最大150kWの高速充電を実現し、EVの急速充電が可能です。CHAdeMOやCCS規格をはじめ、幅広いEVに対応しています。
そして、大型のタッチスクリーンディスプレイと簡単な操作で操作が分かりやすいユーザーインターフェースになっています。リモートで監視および制御できるため、充電ステーションを効率的に管理できますし、カスタマイズ可能なブランディングオプションがあるので、独自のロゴまたはブランディングで充電器をブランディングできます。
また、過電圧保護、過電流保護、漏電保護など、いくつかの安全機能を備えて設計されています。エネルギー効率が高く、待機時消費電力は 10 ワット未満です。屋外設置に適した、天候や破壊行為に強い耐久性のある構造で設計されています。
世界最小最軽量クラスの筐体であり、設置スペースは従来の17%削減!ショッピングセンター、コンビニエンスストア、時間貸し駐車場、タクシースタンド、小口配送荷捌き場など様々な場所に設置可能です。

出力180kW
寸法(幅,高さ,奥行)W292 × H1699 × D881(mm)
認証・課金 
日産リーフでの充電時間(目安)約45分で80%充電
補助対象

2. メーカー:新電元 機種:SDQC2F150シリーズ

主な特徴:バッテリー容量や温度に基づいて充電速度を調整、最大150kW出力。

新電元のSDQC2F150シリーズのEV急速充電器は、商用および公共の充電用途向けに設計された充電器の製品です。SDQC2F150 シリーズは、最大 150 kW の高速充電できEVを急速充電できます。CHAdeMOやCCS規格をはじめ、幅広いEVに対応しています。
そして、ラインナップ最上の出力最大350Aの性能を誇るハイウェイグレードは、高性能EVなら30分間で約50kWhの充電も達成可能です。電費性能5kmで換算しますと約250kmの走行距離を、たった1回の充電で回復できます。
また、充電ケーブルに温度マネジメントシステムを搭載することで、通電容量200Aを超える350Aを一時的に出力します。充電コネクタとケーブルの発熱を安全な領域に保ちながら150kWもの最大充電出力を可能にします。
それと、充電ケーブルを本機のインレットに挿し込むだけで、ケーブルの冷却待ち時間を短縮できます。

出力 150kW
寸法(幅,高さ,奥行) W990 × H1840 × D900(mm)
認証・課金
日産リーフでの充電時間(目安) 約15分で80%充電
補助対象

3. メーカー:東光高岳 機種:B10シリーズ

主な特徴①:EV充電器の販売実績No.1の会社。
主な特徴②:2台の同時充電が可能

東光高岳のB10シリーズのEV急速充電器は、商用および公共の充電用途向けに設計された充電器の製品ラインです。最大120kWの高速充電を実現し、EVの急速充電を可能にし、CHAdeMOやCCS規格をはじめ、幅広いEVに対応しています。
そして、高速道路のSA・PA、コンビニエンスストア、道の駅など数多く設置頂き、3,500台以上の国内販売実績があり、リモートで監視および制御できるため、充電ステーションを効率的に管理できますし、カスタマイズ可能なブランディングオプションがあるので、独自のロゴまたはブランディングで充電器をブランディングできます。
また、過電圧保護、過電流保護、漏電保護など、いくつかの安全機能を備えて設計されています。天候や破壊行為に強い耐久性のある構造で設計されており、屋外での設置に適しており、取り付けとメンテナンスが容易なモジュラー構造で設計されています。
それと、2台の同時充電が可能であり、2台充電時にはそれぞれの充電量に応じて出力を自動制御して充電を最適化します。

それと、充電ケーブルを本機のインレットに挿し込むだけで、ケーブルの冷却待ち時間を短縮できます。

出力120kW(1口最大90kW/2口合計最大120kW)
寸法(幅,高さ,奥行)W880 × H1734 × D407(mm)
認証・課金e-Mobility Power・BIPROGYの課金認証に対応
日産リーフでの充電時間(目安)約32分で80%充電
補助対象

4. メーカー:テンフィールズファクトリー 機種:FLASH

主な特徴①:180kWの大出力で充電待ち時間の大幅な軽減
主な特徴②:KWあたりの課金方法を採用し利用者の不平等をなくし、設置者の利益を考慮

テンフィールズファクトリーのFLASHのEV急速充電器は、最大180kWの高速充電を実現し、EVの急速充電を可能にし、CHAdeMOやCCS規格をはじめ、幅広いEVに対応しています。電気自動車の蓄電池量は年々大きくなり、急速充電器であっても充電時間が長くかかります。180Kwの出力で他者と比べて充電時間を短くできます。
そして、KWあたりの課金方法を採用しています。既存の課金システムだと、利用者は毎月月会費を払う必要があり、設置者は払われる電気料金は決められており収益はほとんどありません。多くの充電器は時間あたり、1回あたりで充電料金が決められています。そのため20kWの充電器で充電しても、50kWで充電しても料金が同じで、不公平が生じます。利用者にも設置者にも嬉しい仕組みになっています。
また、使用状況のレポートも確認可能な為、設置者は、各地に設置されている充電器がいつどれだけ使われたかなどをWEBシステムで確認できます。

出力 180KW
寸法(幅,高さ,奥行) W972 × H1900 × D600(mm)
認証・課金 クレジットカード・QRコードで支払い可能
日産リーフでの充電時間(目安) 約10分で80%充電
補助対象

まとめ

様々な商業施設に合い、利用者の利便性がある充電速度が早いオススメのEV急速充電器を紹介しました。
EV急速充電器の設置需要は、電気自動車の普及と採用の増加によって、今後数年間で大幅に増加すると予想されています。 電気自動車の購入を選択する人が増えるにつれて、便利でアクセスしやすい充電インフラの必要性が高まるでしょう。これは、ショッピング モール、ホテル、駐車場などの商業施設に特に当てはまり、ガソリンスタンドと同じ様な利便性を提供することでEVドライバーの来客が増えると考えます。
この記事を参考にEV急速充電器の設置を計画してみては如何でしょうか?