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EV充電器を利用したい人必見!おすすめのEV充電器から利用する時のポイントまで、いまさら聞けないちょっとした疑問を解決します。EV充電器を設置しようと考えている方も参考になるので必見です!
EV充電器の種類
まずは、基本の知識をおさらいします。EVとは電気自動車のことをいい、近年増えつつあるエコカーのひとつです。その他PHVとも呼ばれるエコカーもあり、これらを充電して走らせることができるのがEV充電器です。
代表的な車種は、日産リーフや三菱のi-MiEVがEV、トヨタのプリウスや三菱のアウトランダーの一部がPHVになっています。HV(ハイブリット)とよばれる車種はエコカーですがEVとは違うので注意してください。
1. 普通充電器
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EV充電器のなかでも充電方法が2種類あります。まず戸建住宅やマンション、ビルで見かけるEV充電器は、ほとんど普通充電器です。
普通充電器は自宅にあるコンセントから電気を供給することができるので、設置費用も安く数十万円で建てられます。また、難しい申請などもないため自宅に電気自動車を所有している人は基本設置するのが普通です。
しかし、普通充電器にも費用や充電時間など様々な種類があるので、設置するときは本記事を読むか、一度ディーラーや電気会社に相談するのがよいでしょう。
2. 急速充電器
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急速充電器は、主に高速道路やディーラー、宿泊施設や商業施設に設置されることが多いです。短時間で充電できるため、緊急を要する場合で利用することもあります。
こちらは設置費用が普通充電器の10倍位高く、300万から500万円かかるといわれています。設置工事費も含めた金額になり、電気工事も必ず行なわなければなりません。
しかし、急速充電スタンドの設置は国から次世代自動車充電インフラ整備促進事業という補助金が出るため、うまくいけば費用をかなり削減できる場合もあるでしょう。
EV充電器はこの3つを比較しよう
次に実際EV充電器を使用したり設置したりする時、何を比較すればよいかおすすめのポイントを抑えます。普通充電器と急速充電器の違いは設置費用と充電時間だとわかりました。
その他、同じEV充電器でも少しずつ違いがあるのはご存じでしたか?まずはこちらで紹介する3つを比較すれば、安心してEV充電器を扱うことができるはずです。
1. 充電時間
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EVに乗っていてまず気になるのが充電時間です。前述でもお話ししましたが、自宅で充電する場合は、ほとんどが普通充電器です。
車種にもよりますが、一晩で満充電になる車が多いので、6から12時間が充電目安になっています。
急速充電器は、短時間で充電できるのが特徴です。また、日本では1回30分というのが基本となっています。これは、急速に充電することによってバッテリーに負荷がかかるために定められたルールです。1回30分だと、だいたい100kmから120km走行できる目安になっているでしょう。
2. 電圧の出力
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EV充電器は、それぞれ出力できる電圧があります。またEVも供給する電圧の出力が車種によっても違うのです。普通充電器からいうと、普通充電器は電圧が100Vと200Vがあります。当然、200Vの方が電圧が高いため、充電時間は短くなります。
急速充電器にも同じように電圧を流す量が充電器の性能によって異なります。しかし、車種によって一度に供給できる電圧が違うので、性能がどんなによくても車が対応していなければ意味がないのです。
なので、宿泊施設や商業施設がある充電器は自分の車にどう対応しているか、調べる必要があるかもしれませんね。
3. 設置方法
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普通充電器には設置方法がいくつかあります。安価で設置するなら、屋外コンセントを設置する方法です。次に充電設備を設置し車載充電ケーブルを利用せずに充電する方法です。これはよくコンビニエンスストアなどでみかけます。
最近では、VH2機器というタイプもあります。これはバッテリーに蓄えられた電力を家庭内で使うことができます。ただそのぶん、費用や設置場所が限られてしまうため、購入を検討している人は、大きさなどの設置方法を先に見積もる方が賢明です。
必須な機能はセキュリティと漏電防止装置
EV充電器を選ぶ際、最低限必要な機能は備わっています。例えば、セキュリティであれば外部からのアクセスを防ぐためにナンバーロックをかけたりしています。
一番怖いのが、漏電です。ガソリンなどの燃料よりは安全かもしれませんが、濡れた手で充電しようとすると、感電するかもしれません。
この2点に関してはどのEV充電器にも備わっているので心配はありませんが、注意事項や仕様要項などは必ず目を通すようにしてください。
覚えておいても損はない!EV充電器用語
EV充電器の中身が分かったところで、説明内の言葉で意味がわからない用語が出てくる時があります。その中でも、よく使われる用語の意味を紹介します。これがわかっていれば、宿泊施設や商業施設に設置している充電器を簡単に使うことができるでしょう。
1.「mode」の違いは?
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覚えておくとわかりやすい用語のひとつに「mode」があります。modeとは設備と制御方式の違いを呼ぶときに使います。現在mode1からmode4まで存在していますが、簡単にいうとmode3が普通充電器、mode4は急速充電器と覚えてください。
それではmode1やmode2は何?と思うかもしれません。この2タイプは車載ケーブルで充電することができる設備のことを呼称しています。なので、普通充電器でmode1からmode3が可能と記載されているときは、車載ケーブルでも充電ケーブルでもどちらでも充電できるということになります。
2. 100V?200V?何が一番適切な電圧なの?
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EV充電器の説明の中でよく100V、200V電源という言葉を目にします。これはEV充電器にとってどれだけ大切なことなのでしょうか?
ご存じかもしれませんが、一般家庭の電圧は100Vです。しかし、この電圧をそのまま使うとすぐブレーカーが落ちてしまうため、アンペア数を変更しなければいけません。ただ、100V電源で1台の電気自動車を動かすくらいの充電をするにはかなりの時間が必要になります。
そこで、別に200Vのコンセントを電気自動車用に設置すれば、家での消費電力を気にすることなく充電することができます。設置工事などの費用はかかりますが、将来を考えると必要になっていくかもしれません。
おすすめEV充電器4選
本記事では、おすすめのEV充電器をくわしく紹介します。まだ多くの充電器の種類はありますが、初心者でも扱いやすくほとんどの車種に適用できます。検討する時にはぜひおすすめの充電器を参考にして活用してください!
1.【EV急速充電器】テンフィールズファクトリー FLASH
一番の特徴は、kwあたりいくらになるという支払いを可能にしたことです。従来、20kwでも50kwでも一回の課金としてみなされ、料金が同じでした。しかしこの充電器はkwごとの課金なので、ガソリンスタンドに近い支払いになったのです。
月会費も払う必要がなく、支払い方法もクレジットカードなど6種類にもなります。EV充電器を設置しようと検討している人は、どれだけ使われたかなどの確認も簡単に行なえるため便利だし、EV充電器の管理も簡単に行なえます。
2. 【EV急速充電器】ニチコン 省スペース型電気自動車急速充電器
世界最小最軽量クラスの急速充電器なので、あまり場所を取りたくない、設置する場所が狭いなどの問題を解決してくれます。ビルやマンションの駐車場にもこの商品ならあまり設置場所を考えなくてもよいでしょう。
また、省スペース化によって待機電力も大幅に削減できたり、認証課金システムありなしを選べるなどの種類も豊富なので、設置する場所の電力事情を考慮できるはずです。
3. 【EV普通充電器】日東工業株式会社 Pitー2G
一般住宅から事業所など幅広く使うことのできる普通充電器です。オプションも豊富で専用の自立スタンドや充電ケーブルを延長することもできます。国内で販売されている電気自動車にもほとんど充電可能なので、人が多く出入りする宿泊施設や商業施設にもおすすめです。
また有償ですが、保守サービスもついていて、何らかのトラブルがあった場合でも安心して使えます。
4. 【EV普通充電器】パナソニック ELESEEV heika S Mode3
一般家庭で使用できるタイプのEV充電器です。壁に取り付ける充電器なので、場所をとられることはありません。また、オプションの専用スタンドを使うことによって壁ではない場所への設置も可能になります。
また充電ケーブルも付属しているため、いちいち車載ケーブルを出さなくても大丈夫です。そして、一番のポイントは充電スピードが従来の2倍になったことです40kwhの電気自動車なら、8時間で充電が完了します。
おすすめ4商品を比較する!
商品名 | 仕様 | 出力 | 入力電圧 | 重量 | 価格 |
---|---|---|---|---|---|
テンフィールズファクトリー FLASH | 急速充電器 | 180kW | 三相4線式AC420V | 400kg | お見積り |
ニチコン 省スペース型電気自動車 急速充電器 | 急速充電器 | 25kW / 35kW / 50kW | 三相3線式AC200V | 145kg / 160kg / 210kg | 290万円〜 |
日東工業株式会社 Pit-2G | 普通充電器 | 6kW / 4.8kW / 3.2kW | AC200V | 12kg | 14万円〜 |
パナソニック ELESEEV heika S Mode3 | 普通充電器 | 6kW | AC200V | 6kg | 17万円〜 |
EV充電器を知って電気自動車を購入しよう!
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日本での電気自動車の普及はまだまだ遅いでしょう、諸外国になるとガソリン車やディーゼル車の規制が活発で、電気自動車が当たり前になる将来も遠くありません。
もちろん、日本も電気自動車普及に力を入れているため、今からEV充電器の知識を高めたり、EV充電器の設置の検討をしたりすることは早いとは思わなくてよいでしょう。
電気自動車を購入する前にEV充電器の仕組みを知るのもよいことです。これから電気自動車を購入、EV充電器の設置や利用を考えてる人は、ぜひ本記事で知識を養って自分にあったスタイルを選んでください!