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日産が2030年めど欧州で全新型車をEVに、規制に先んじて推進する意図

日産自動車は欧州で電気自動車(EV)戦略を加速する。

このニュースのポイント

  1. 日産自動車は、欧州での電気自動車(EV)戦略を加速しており、2030年までに欧州で投入する新型車をすべてEVにし、新車販売もすべてEVに転換する方針を明らかにしました。これは、カーボンニュートラルを達成するための重要なステップとされています。
  2. 欧州市場の電動化:欧州市場では、各国の優遇政策により電動車の普及が進んでおり、日産もEVとハイブリッド車(HV)の販売が好調です。日産は、26年までに新車販売の98%をHVを含む電動車とする目標を掲げています。ただし、中長期では内燃機関車への規制が強まる可能性があり、日産はEVのみに特化する戦略を取ることに決めました。
  3. 投資と協力:日産は、英国のデザインセンターと技術センターにおいて、設備やデザインツールの更新とスタッフの増員を行い、欧州のEVへの転換を推進しています。また、仏ルノーとの間でも、EVとソフトウエアの新会社に最大6億ユーロを出資し、EVやソフトウエア定義車両(SDV)の戦略で協力することを決めています。