欧州新車販売、10月は前年比+4.9% EVがガソリン車上回る
10月の欧州の新車販売(乗用車)は前年同月比4.9%増となった。電気自動車(EV)がガソリン車やディーゼル車の販売を上回った。欧州自動車工業会(ACEA)が25日に明らかにした。
このニュースのポイント
- 欧州の新車販売は増加、EVがガソリン車を上回った。10月の欧州(EU+英国+EFTA)乗用車販売は、前年同月比4.9%増(109万2,000台)。EVがガソリン車・ディーゼル車の販売を上回った。EU全体の新車販売では、電動車(BEV/PHEV/HEV)は全体の販売の63.9%を占めた。
- メーカー別ではBYDが急伸、テスラは大幅減。VW:6.5%増、ステランティス:4.6%増、ルノー:10.6%増、BYD:206.8%増(市場シェア0.5%→1.6%に拡大)、テスラ:48.5%減、上海汽車:35.9%増となった。
- 国別では多くが増加も、パンデミック前には未回復。ドイツ:7.8%増、英国:0.5%増、スペイン:15.9%増、フランス:2.9%増、イタリア:0.5%減となっている。ACEAは「販売は回復傾向だが、依然としてコロナ前の水準には届いていない」と指摘。BEVの1〜10月シェアは16.4%で、移行に必要なペースには未達との見解。

