中国、5月の新車販売は輸出含め11・2%増 EVなど好調続くも価格競争激化が問題に
中国自動車工業協会が11日発表した5月の新車販売台数(輸出含む)は前年同月比11・2%増の268万6千台だった。
このニュースのポイント
- 2025年5月の中国における新車販売台数(輸出を含む)は、前年同月比11.2%増の268万6千台。政府による買い替え促進策の影響で、特に電気自動車(EV)を中心とする「新エネルギー車(NEV)」の販売が引き続き拡大している。
- 自動車の輸出は14.5%増の55万1千台。米国との貿易対立が激化する一方で、中国メディアは南米や中東など新興市場への輸出拡大を強調している。
- 国内販売は10.3%増の213万5千台。その中でEVやプラグインハイブリッド車(PHV)などのNEVは27.9%増で、国内販売のうち過半数(51.3%)を占めるまでに。過度な価格競争が問題視され、中国工業情報化省は監督強化の方針を示している。