欧州EV市場が踊り場 販売失速、戦略見直し―自動車各社
欧州の電気自動車(EV)市場が踊り場に入っている。
このニュースのポイント
- 欧州でEV販売が減少し(前年比5.9%減)、メルセデス・ベンツやVW、アウディ、ポルシェはリストラやEV工場の閉鎖をし、エンジン車・HVの拡充する方針に転換している。
- 中国製EVとの競争激化や充電インフラ不足が課題となる中、EUは低所得者向けにEV購入支援や域内の電池生産支援などの行動計画を発表した。
- トランプ政権が導入を目指す輸入車への関税(約25%)が、欧州メーカーの経営を圧迫する可能性があり、EV戦略の見直しが成功するかは不透明である。