日産子会社がイギリスに新工場計画…ＥＶ向け駆動装置増産へ９４億円、年３４万台分の供給目指す

日産自動車の子会社で変速機大手のジヤトコは１６日、４８７０万ポンド（約９４億円）を投じ、英国に新工場を建設すると発表した。

日産自動車の子会社であるジヤトコは、約94億円を投じて英国サンダーランドに新工場を建設すると発表しました。電気自動車（EV）向けの駆動装置「イーアクスル」の供給を増やす新工場は2026年以降、34万台分の供給を予定しています。
日産は2021年以降、英国工場をEVの生産拠点とするため、最大5800億円の投資を表明。欧州市場向けに新型車をすべてEV化、小型EV「リーフ」の後継車やSUV「キャシュカイ」のEVモデルを投入する計画です。
イーアクスルは、EV生産に欠かせないインバーターとモーターなどを一体化したEVの基幹装置です。ジヤトコの新工場建設は、日産のEV拡大戦略を支える重要な一歩となります。