EU 中国から輸入のEVに暫定的に最大37.6%の関税上乗せへ
EU=ヨーロッパ連合は中国から輸入されるEV=電気自動車について、5日から暫定的に最大で37.6%の関税を上乗せすると発表しました。
このニュースのポイント
- ヨーロッパ委員会は、中国から輸入される電気自動車(EV)に対し、暫定的に最大で37.6%の関税を上乗せすることを決定しました。これは、中国政府がEV業界に不公正な補助金を与えているという懸念から導入された措置で、既に課されていた10%の関税に加えるものです。
- ヨーロッパ委員会は、当初38.1%と発表していた関税率を再計算し、最終的に37.6%に修正しました。また、中国側との実務者レベルの協議を行いながら、今後も解決策を模索する意向を示しています。
- 暫定的な関税の上乗せは最大4か月間の予定で、その後EU加盟国の投票で承認されれば、5年間継続されることになります。中国側の反発や対抗措置については注目されており、両者の交渉の行方が今後の国際貿易の動向に大きな影響を与える可能性があります。