中国EV最大手「BYD」タイに新生産拠点が完成
日本の自動車メーカーが高いシェアを占めるタイで、中国のEV=電気自動車最大手「BYD」の新たな生産拠点が完成し、現地生産を始めました。
このニュースのポイント
- 中国のEVメーカーであるBYDがタイ東部に新工場を完成し、年間15万台の生産能力を持つことで、タイ市場に強力に参入している。BYDは既にタイ市場でEVの販売で40%のシェアを持ち、現地生産によってさらなる競争力を高め、東南アジアおよびオーストラリアへの輸出も計画している。
- タイでは日本の自動車メーカーがエンジン車を含む自動車全体の約8割のシェアを誇るが、、EVの普及を促進するタイ政府の政策により、中国メーカーが積極的にEVの生産拠点を設置する動きが増えており、市場での競争が一段と激しくなっている。
- タイでは日本車の支配的地位に加えて、中国のEVメーカーが進出し始めており、自動車産業の構図が急速に変化している。これにより、価格競争力や市場シェアを巡る競争が一層激しくなることが予想される。