日産が中国の一部工場を閉鎖　EVなど競争激しい中国市場で生産減へ

日産自動車は21日、中国の江蘇省常州市の工場を同日に閉鎖したと明らかにした。

日産自動車は中国の江蘇省常州市にある工場を21日に閉鎖したことを発表。中国市場における競争が激化し、特に低価格の電気自動車（EV）の台頭が日本勢の苦戦の背景になっている。
日産は中国の大手メーカーである東風汽車集団と合弁を組み、現地向けに生産していた。現在、中国全体で6か所の工場を運営しており、常州工場の閉鎖によって年間約13万台の生産能力を削減する。
常州工場で生産していたSUV「キャシュカイ」の生産は大連に移行することが計画されており、日産は生産の適正化を目指しているとしている。この措置は、日産の中国における新車販売台数が減少し続けており、業界全体でも販売不振が顕著であることに対応したものとされている。