日産、EV生産にギガキャスト27年度導入 銅不要モーターも開発
日産自動車は16日、巨大な車体部品をアルミ鋳造で一体成型する「ギガキャスト」技術を2027年度から一部の電気自動車(EV)生産で導入することを明らかにした。
このニュースのポイント
- 日産自動車は、2027年度から一部の電気自動車(EV)生産で「ギガキャスト」技術を導入することを発表。この技術はアルミ鋳造で車体部品を一体成型し、コスト削減と軽量化を実現する。
- 日産は高価な銅を使わず、アルミを活用した次世代モーターを開発。ギガキャスト技術の導入により、部品の点数を減らし、重量をアルミ鋳物に置き換えることで、製造コストを従来比で10%カットし、20%軽量化を目指す。
- 日産は横浜工場で次世代EV向けの生産技術や基幹部品を初公開。また、全固体電池のパイロット生産ラインを建設中で、28年度に全固体電池を搭載したEVの投入を目指している。