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テスラ、1~3月期のEV販売が前年同期比9%減…4年ぶり減少

米電気自動車(EV)大手テスラが2日発表した2024年1~3月期のEV販売台数は、前年同期比9%減の38万6810台だった。

このニュースのポイント

  1. テスラは2024年1~3月期のEV販売台数が、前年同期比9%減の38万6810台となり、市場予想を大きく下回った。これは約4年ぶりの減少であり、COVID-19パンデミック以来の減少である。
  2. 米国市場ではEV需要が減速し、ハイブリッド車(HV)の購入が増加しており、中国市場では地元メーカーのEV販売が伸びて価格競争が激化している。また、イエメンの反政府武装勢力フーシの攻撃により紅海経由の物流網が寸断され、部品不足で工場閉鎖を余儀なくされたことも影響している。
  3. テスラは2024年の販売が大幅に伸び悩む見通しであり、株価は今年に入って3割値下がりしており、2日のニューヨーク株式市場で株価は5%下落した。また、2025年後半に安価な新型EVの生産を開始する方針だが、成長力への懸念が株価に影響を与えている。