EVから家に電気を供給する家庭用V2Hシステムが勢ぞろいした「SMART GRID EXPO[春]」
東京ビッグサイトで「SMART GRID EXPO[春]~第15回[国際]スマートグリッド展~」(以下SMART GRID EXPO)が2月28日~3月1日に開催されており、V2xシステムなどクルマの電動化に関わる展示も多く出品されている。
このニュースのポイント
- スマートグリッド技術の展示: 東京ビッグサイトで開催された「SMART GRID EXPO[春]~第15回[国際]スマートグリッド展~」では、スマートグリッドに関連する技術、特にEVの充電器や蓄電池、V2H(Vehicle to Home)システムなどの電動化に関わる展示が多数出品されています。このイベントは、スマートエネルギーウィーク[春]の一部として、業界関係者向けの商談会を兼ねています。
- V2Hシステムの展示強化: 2023年からメーカーの参入が増えている一般家庭用のV2Hシステムに焦点を当て、老舗のニチコンを含む複数の企業が新型のV2HシステムやEVパワーステーションを展示しました。これらのシステムは、EVから家庭への電力供給を可能にし、太陽光発電や蓄電と組み合わせることで、より効率的なエネルギー利用を実現します。
- 新技術との連携: シャープやパナソニックなどの企業は、V2Hシステムに加えて、AIやクラウドサービスと連携するエネルギー管理システムを展示しました。これにより、気象情報や家電の利用状況に応じてEVの充電量を制御するなど、よりスマートなエネルギー利用が可能になります。また、新たなV2H蓄電システムや耐重塩モデルの追加など、製品のマイナーアップデートも行われています。