ステランティス傘下ランチアが新型ＥＶ発表、イタリア国外でも投入

欧米自動車大手ステランティス傘下のイタリア車ブランド、ランチアは１４日、完全電気自動車（ＢＥＶ）の小型車「イプシロン」を発表した。

ランチアは、イタリア国外での販売再開を目指し、完全電気自動車（BEV）の小型車「イプシロン」を含む3種類の新型モデルを複数年にわたる再投入計画の下で発売する。2026年には中型クロスオーバー、2028年に小型ハッチバックを投入し、これらもBEVとして計画されている。
イプシロンは、アウディとミニの顧客をターゲットに設定され、航続距離は403キロで、イタリアの高級家具メーカー、カッシーナによって内装が手がけられた1906台の限定版が発売される。価格は付加価値税込みで3万9500ユーロ（約4万2270ドル）と設定されている。
ランチアのCEO、ルカ・ナポリターノ氏は、イプシロンの販売目標としてイタリア国内での80％、国外で20％の比率を掲げており、ブランドの国際市場への再展開とEV化を推進する方針を示している。