EV新会社、上場中止 日産、三菱自出資のアンペア―仏ルノー
フランス自動車大手ルノーは29日、日産自動車と三菱自動車が最大計8億ユーロ(約1280億円)の出資を決めたルノーの電気自動車(EV)新会社「アンペア」について、新規株式公開(IPO)の中止を決定したと発表した。
このニュースのポイント
- フランス自動車メーカーのルノーは、日産自動車と三菱自動車が出資する電気自動車(EV)新会社「アンペア」の新規株式公開(IPO)を中止することを発表した。予定していたIPOは、現在の市場環境に適さないとの判断に基づいて中止された。
- ルノーによれば、日産と三菱自動車はIPOの有無にかかわらず、アンペアに出資することが取り決められており、生産計画などに変更はない。
- アンペアプロジェクトの資金はルノーにとって十分であり、IPOは必要ないというCEOの強調があり、株主の最大の利益を追求し、EV生産戦略を計画通り展開すると説明された。