日本のバッテリー交換式EV技術を国連基準に 国交省
国土交通省は、国内のバッテリー交換式EV技術を取り入れた国連基準の策定にオールジャパンで取り組むことを発表した。
このニュースのポイント
- 国土交通省は、国内のバッテリー交換式電気自動車(EV)技術を取り入れた国連基準の策定に取り組むことを発表。これまでEVの安全性に関する国連基準を主導してきたが、商用EVにおけるバッテリー交換技術の普及を推進するため、新たな国際ルールの策定を目指す。
- バッテリー交換式EVは航続距離と充電時間の課題を克服し、自動車メーカーや運送事業者が協力して開発と実証が進行中。国交省は官民協力でカーボンニュートラルセンターを設立し、バッテリー交換式EVの国連基準策定に向けた活動を進める。
- カーボンニュートラルセンターでは、官民の協力により国内外の情報共有や標準化活動を行い、今年中にバッテリー交換式EVに関する国際議論を開始する目標を掲げている。関連メンバーには国土交通省、経済産業省、環境省、自動車技術総合機構交通安全環境研究所、日本自動車工業会、日本自動車部品工業会、日本自動車研究所などが含まれている。国交省は、この取り組みを通じてカーボンニュートラルの実現を推進する方針を示している。