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カナダが全乗用車EV化、35年までに販売義務付け 脱炭素規制

カナダ政府は19日、国内で販売するスポーツ多目的車(SUV)、クロスオーバー車、小型トラックをはじめ全ての乗用車を2035年までに二酸化炭素(CO2)など温室効果ガスを排出しない「ゼロエミッション車(ZEV)」にすることを自動車メーカーに義務付ける規則を発表した。

このニュースのポイント

  1. カナダ政府は、国内で販売されるスポーツ多目的車(SUV)、クロスオーバー車、小型トラックをはじめ全ての乗用車を2035年までに二酸化炭素(CO2)などの温室効果ガスを排出しない「ゼロエミッション車(ZEV)」にする規則を発表しました。
  2. カナダ政府は、2026年までに少なくとも20%、2030年までには少なくとも60%の新車販売がZEVになるよう規定しました。2023年第3四半期時点では、新車販売台数の12.1%が電気自動車(EV)でした。
  3. カナダの温室効果ガス排出量の約22%は自動車による排気ガスから発生しており、この規制は自動車業界にとって大きな変革をもたらすものです。しかし、自動車業界はEVの高コストと、カナダの広大な地域において充電設備の不足など、規制の実施に対する懸念を表明しています。