仏ルノー・日産・三菱自トップが共同会見、EV戦略など連携強化を確認
アライアンス(企業連合)を組む仏ルノーと日産自動車、それに三菱自動車の3社の経営トップがそろって、資本関係見直し後に初めての共同記者会見をパリで開き、南米やインドなど、今後市場の拡大が見込まれる地域での協業を深めていくことなどを確認したという。
このニュースのポイント
- 仏ルノー、日産自動車、三菱自動車の3社は、資本関係の見直し後に初めてパリで共同記者会見を開催し、南米やインドなど市場の拡大が見込まれる地域での協業を強化することを確認しました。日産の内田社長は、ルノーとの資本関係が対等になったことを強調し、新たな3社のパートナーシップが各社にメリットをもたらすと述べました。
- ルノーグループのCEOであるルカ・デメオは、日産と三菱自動車がルノーの電気自動車(EV)や車載ソフトを手がける新会社アンペアに出資することに言及し、両社の信頼を得て支援を受けられることに感謝したと述べました。
- 日産の内田社長は、2026年度までに欧州市場で販売する乗用車をすべて電気自動車かハイブリッド車にする方針を示し、日産の電動化戦略を強化する意向を表明しました。資本関係の見直しに伴い、3社連合の力関係が変化しており、新たな展開に注目が集まっています。