ホンダ、2030年にすべての軽自動車をEV化 来春発売のN-VANを皮切りに 軽HVなしで2030年度燃費基準に対応
ホンダは、2030年をめどにすべての軽自動車を電気自動車(EV)にする。来年、発売する軽商用車「N―VAN(エヌバン)」のEVを皮切りに順次、EVへと切り替える。
このニュースのポイント
- ホンダは、2030年を目標に日本で販売するすべての軽自動車を電気自動車(EV)に切り替える計画を進めており、来年発売予定の軽商用車「N-VAN」のEV版を皮切りに順次EV化を行う予定です。
- この計画は、2030年度の厳しい燃費基準を満たすために必要であり、ホンダは既にエンジンや変速機の改良だけでは不足すると判断し、電動化に移行する方針を固めています。また、2040年までにはすべての四輪車をゼロエミッション車にする方針も掲げています。
- ホンダは、エヌバンのEV版を210キロメートルの航続距離と200万円以下の価格で市場に投入し、商用EVの性能向上を図りつつ、後続のEV開発にも役立てる予定です。また、ホンダは「N-ONE」ベースの乗用軽EVを2025年に投入し、最量販車種であるN-BOXのEVも開発中で、EV化に伴う新たな事業モデルも模索しています。