タイ、トヨタと共同で国内ＥＶ産業の発展促進へ

タイのセター首相は９日、同国の電気自動車（ＥＶ）業界発展に向けトヨタ自動車と協力する方針を明らかにした。

タイのセター首相は、トヨタ自動車との協力により、電気自動車（EV）業界の発展を促進する計画を発表した。特に、ピックアップトラックとエコカーの分野での協力が強調されている。
トヨタはタイで初のEVピックアップトラックの試験走行を計画しており、これは中国メーカーとの競争に対抗する新たな取り組みとして位置づけられている。タイの自動車産業は過去数十年間、日本企業が主導していたが、2030年までに年間生産台数の3分の1をEVに転換する目標を掲げている。
タイ政府は自動化とロボティクスに投資する自動車メーカーを対象に3年間の優遇税制を導入し、EV購入に対する消費者補助金は縮小された。東南アジアで販売されたＥＶの約半数をタイが占めている。