アストンマーティン、バッテリEVプラットフォーム共同研究開発プロジェクトに900万ポンドの資金調達
アストンマーティンは10月9日(現地時間)、モジュール式バッテリEV(電気自動車)プラットフォームの研究開発のため、英国先端推進システム技術センター(APC)を通じて政府から900万ポンド(約16億5000万円)の資金調達を受けたことを明らかにした。
このニュースのポイント
- アストンマーティンの資金調達とプロジェクト・エレベーション:アストンマーティンは、モジュール式バッテリーEVプラットフォームの研究開発のため、英国先端推進システム技術センター(APC)を通じて政府から900万ポンド(約16億5000万円)の資金調達を実施しました。これは「プロジェクト・エレベーション(Project ELEVATION)」と呼ばれる共同研究開発プロジェクトのためのもので、複数の組織が参画しています。
- 技術開発とプロジェクトの目標:プロジェクトでは、スーパースポーツカーからSUVまで対応可能なモジュール式BEVプラットフォームに組み込む、軽量800Vトラクション・バッテリー・パックとツイン・フロント電気駆動ユニット(EDU)の開発に伴う技術的課題に取り組む予定です。
- アストンマーティンの電動化戦略:アストンマーティンは、今後5年間で最先端テクノロジーに20億ポンド(約3670億円)を投じ、内燃エンジンからBEVテクノロジーへ段階的に移行します。2024年には初のPHEV「Valhalla」を発売予定で、2025年には初の全電気自動車の開発を進め、2026年までには全モデルラインに電動パワートレーンのオプションを提供し、2030年までに中核レンジの完全電動化を目指します。