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雪国EVバス実証実験 北海道、今冬に

脱炭素社会の実現に向け、道は今冬に積雪寒冷地でのEV(電気自動車)バスの走行実験を行う方針を固めた。

このニュースのポイント

  1. タ電気自動車バスの実験計画:北海道では、脱炭素社会の実現に向けて、今冬に積雪寒冷地での電気自動車(EV)バスの走行実験を行う方針を固めました。この実験は、雪国でのEVバスの性能やコストを調査するためのもので、実験結果は事業者などにも共有され、導入を検討する材料となります。
  2. 実験の詳細:実験は今年12月から来年1月頃に行われ、一定の勾配がある山間部で、外気温や路面状況の条件を変えながら1日100キロ以上のテスト走行を繰り返します。電力使用量や操作性、乗り心地などのデータが収集され、燃費や整備費も含めた経営コストへの影響も分析されます。
  3. 北海道でのEVバスの課題:北海道のような積雪寒冷地では、暖房に多くの電力を使うため、走行可能距離が通常より短くなるとされています。また、氷点下の寒さは電池消耗も激しくなると予想されます。これらの課題を踏まえ、地方を中心に長距離路線も多く、脱炭素化に関心がある事業者からは、EVバスが北海道になじむのか、懸念の声も上がっています。