EV半導体で日中合弁会社 日本から部品、現地供給目指す
中国で自動車や部品の設計を手がける阿爾特汽車技術(北京市)と、日本の半導体商社リョーサンは4日、合弁会社「四川芯世紀科技」(四川省成都市)の設立で基本合意したと発表した。
このニュースのポイント
- 合弁会社の設立: 中国の自動車や部品の設計会社「阿爾特汽車技術」と日本の半導体商社「リョーサン」は、合弁会社「四川芯世紀科技」の設立で基本合意したと発表しました。
- 目的: 合弁会社は、日本から半導体や電子部品を調達し、世界最大の電気自動車(EV)市場である中国での供給を目指しています。
- 背景: 米国が主導する中国への半導体関連の制裁が強化され、日本も先端半導体の輸出規制を拡大しています。また、東京電力福島第1原発の処理水の海洋放出問題で日中関係が悪化している中での基本合意となりました。合弁会社は、阿爾特汽車技術が60%、リョーサンが40%出資し、年内に設立予定です。