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「レクサス」生産のトヨタ自動車九州、EV生産用の新設備を来春導入…需要増へ対応

トヨタ自動車の高級ブランド「レクサス」を生産するトヨタ自動車九州(福岡県宮若市)の 長木哲朗社長は24日の記者会見で、来春に電気自動車(EV)生産用の新設備を導入することを明らかにした。

このニュースのポイント

  1. 来春、レクサスを生産するトヨタ自動車九州にEV専用の新設備が導入されます。これまで車体を一度ラインから下ろして行っていた電池搭載工程を、ライン上での直接搭載に変更することで、生産効率を大幅に改善します。
  2. 現在はガソリン車やハイブリッド車(HV)との「混流生産」ですが、新設備導入後は、需要の変化に応じて**「EVのみ」をラインで製造することも可能**になります。目先の需要だけでなく、将来的なEVシフトを見据えた柔軟な体制を整えます。
  3. EVの需要は現時点で限定的(全体の1%未満)な一方、HVの輸出が好調なため、2025年度の総生産台数は前年度比5%増となる見込みです。また、懸念される電池工場計画の見直しについても、国内外からの調達により、EV生産への直接的な影響はないとしています。