中国のEV大手BYD、第2四半期は32%増益 価格競争激化でも
中国の電気自動車(EV)大手BYD(比亜迪)が発表した第2・四半期決算は、純利益が91億元(13億ドル)と前年比32.8%増加し、2023年末以来の高い伸びとなった。
このニュースのポイント
- 中国の電気自動車大手BYDは、第2四半期の純利益が前年比32.8%増の91億元(約13億ドル)に達し、売上高も25.9%増の1762億元となった。主力モデルの値下げにもかかわらず、純利益は増加。
- BYDは、自社でバッテリーを開発する垂直統合型戦略を活用し、中国のEV市場でリード。欧州やメキシコなどでの海外プレゼンス拡大や製造拠点設立も計画している。
- アナリストの指摘によれば、BYDは中国での自動車製造において、ガラスとタイヤを除いてほぼ全てを自社で製造し、強力な価格決定力を持つ。中国で販売される自動車の半数以上は2万1000ドル以下の価格帯。