中国、EV・ハイブリッド車が新車販売の50%超え-7月暫定集計
中国では乗用車市場が縮小した先月、電気自動車(EV)とプラグインハイブリッド車の販売台数が初めて新車販売全体の50%を超えた。
このニュースのポイント
- 7月の中国におけるEVとプラグインハイブリッド車の販売台数は87万9000台で、新車販売全体の50.8%を占めた。これは前年同月比37%の増加であり、世界の他地域でEV需要が鈍化している中でも中国市場は引き続き強い成長を示している。
- 7月の新車販売全体は前年同月比2%減少し、173万台となった。減少の主な要因は、一部の自動車メーカーが夏休みで生産を休止し、月後半に販売が落ち込んだことや、価格競争の中で一部のメーカーが値引き幅を縮小したことによるものである。
- 中国の自動車市場では価格競争が続いており、BMWの一部ディーラーが値上げしたため、アウディやメルセデス・ベンツも追随する可能性がある一方、中国最大のEVメーカーであるBYDは価格引き下げを続けており、プレミアムブランド「方程豹」の「レオパード5」を最大17.2%値下げした。