東南アジアでEV販売急増、中国メーカーけん引 日本勢劣勢
カウンターポイント・リサーチは21日発表したリポートで、東南アジアでは中国のBYDとベトナムのビンファストが主導する形で電気自動車(EV)販売が急増しており、日本や韓国企業が支配する内燃エンジン(ICE)車市場に食い込んでいると指摘した。
このニュースのポイント
- カウンターポイント・リサーチのリポートによると、東南アジアでは中国のBYDやベトナムのビンファストが主導する電気自動車(EV)市場が急成長しており、第1・四半期におけるEV販売は前年比で2倍以上増加した一方、内燃エンジン(ICE)車は7%減少した。
- 従来型自動車の販売に強い日韓の自動車メーカーがEV市場において遅れをとっている状況が指摘されており、中国のOEM企業がこのギャップを埋めようとしているという。
- タイが東南アジアのEV市場で中心的な役割を果たし、第1・四半期の販売台数の55%を占めたことや、ベトナムも急成長し、BEV販売台数が400%以上増加し域内販売の17%に貢献したことが強調されている。