東電系がCHAdeMOで350kWのEV急速充電器、10分で400km走行
東京電力ホールディングス傘下のe-Mobility Power(イーモビリティパワー、東京・港)と電力関連設備を手がける東光高岳が、電気自動車(EV)向けの新型急速充電器を共同開発する。
このニュースのポイント
- 東京電力ホールディングス傘下のe-Mobility Powerと東光高岳が共同で新型の急速充電器を開発する。この充電器は、日本のほとんどのEVに対応するCHAdeMO規格を採用し、最高出力は350kWであり、同規格の中では最も高出力である。
- 新型急速充電器は最大電圧が1000Vであり、これにより電圧800Vの高性能EVでも高い充電効率を実現する。これまでの急速充電器では充電効率が低かったため、800Vシステムを搭載したEVは恩恵を受けられなかったが、この新型充電器によりその問題が解消される。
- 急速充電器の設備には住友電気工業が開発した軽量で細径化されたコネクターとケーブルが採用される。また、自動で認証や決済が可能な「プラグ&チャージ」への対応も行われ、専用のセンサーが搭載される。イーモビリティパワーはこの新型充電器を通じて、国内でEVの急速充電サービスを展開している。