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自動車輸出、EVの勢いに差 日本が中国に抜かれ世界首位陥落

日本自動車工業会が31日に発表した2023年の自動車輸出台数は前年比16%増の442万2682台だった。

このニュースのポイント

  1. 中国は2023年に491万台の自動車を輸出し、58%の増加を記録して過去最高を更新し、初めて年間輸出台数で世界首位になった。これに対して、日本の輸出は442万2682台で、前年比16%増となりながらも、中国に抜かれた。
  2. 日本は電気自動車(EV)の普及で遅れを取っており、中国メーカーの勢いが増している中で、首位転落は7年ぶり。新型コロナウイルス禍前の輸出台数にはまだ届かず、特にEV普及が進む中国向けに苦戦している。
  3. 中国はEVの急速な国内普及と価格競争による値下がりを背景に、21年以降輸出が急増。特にヨーロッパ向けに強く、ウクライナ侵攻後のロシア向けにも輸出が拡大し、2023年には日本を抜いて世界首位になった。