徳島県がEV充電インフラ設置「10倍に」 30年度目標
世界で急速に普及が進む電気自動車(EV)。力強い加速と静粛性が特長で、走行中に二酸化炭素(CO2)を出さないため環境に優しいとも言われる。
このニュースのポイント
- 四国の徳島県は、電気自動車(EV)充電インフラの整備が不足しており、特に充電スタンドの設置率が低いことが指摘されています。国内でのEV普及を促進し、脱炭素社会に向けて対策を打つため、県は充電インフラの倍増計画を実施することを決定しました。
- 徳島県は2024~28年度に取り組む「徳島県GX推進計画」を策定し、年々充電スタンドの設置口数を増やし、30年度には目標として2000口の充電スタンドを整備する野心的な計画を立てました。これは、経済産業省の「充電インフラ整備促進に向けた指針」に基づいています。
- 県は充電スタンドの整備費用を抑えるために、高出力の急速充電器ではなく、低コストで設置できる普通充電器を導入することを検討しています。国の補助金を活用し、充電インフラの無料設置を推進する方針で、県内の施設や宿泊施設に充電器を設置し、EV利用者にとって便利な環境を整える予定です。